京都大学大学院ドイツ文芸表象論奥田研究室最新情報

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室
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文系研究者の環境~ウェブ編①~(松波烈)

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室

研究室というのにはそんなにニュースもないもので、本ブログ欄更新のために根性で続けてきた「文系研究者の環境」シリーズだが、いよいよサードシーズンに入った。
前々回にウェブ上資料入手方法について書いているが、ネットの利用法は、あたり前田の中村主水にそれはもう まっっだまだ有って、あと阿僧祇那由他ぐらい有る。
ネットと言えばハイいかがわしいハイ終わりという偏見はさすがに絶えているだろうとしても、例えばYoutubeが20世紀の膨大な貴重映像(パターソン・フィルムなど生きてる間に見れるとは思ってなかった)はもとより、ありとあらゆる音源があるのかと思わせるほどの量のクラシック録音の宝庫(ワルターの「ドン・ジョヴァンニ」など生きてる間に聴けるとは思ってなかった)だったりする(どれもアップした個人の篤志によるものだが)ように、識者でもよく知らない人なら一顧だに値しないと決めつけるであろうページ或いはサイトも実は《まじめ》な用向きに適しているもので、今回はそういうサイトの利用法をちょこっと述べてみる。
(ただ、「一顧だに値しない」と決めつけられそうな事物人物も勝手にそう思い込まれているだけであって何事も捉え方次第であり、ユーチューバーなどがまさにそうであって、例えばヒカルやラファエルなどが典型的に示しているようなユーチューバーの経済活動などは特筆大書に値する新しい型の《新人類》的なものではないだろうか。有難い文物だってこうだ。)
というのは、物事を定量的に把握する手段にするという話である。これに関しては、例えば「Ngram Viewer」などのような、そういうものとして知られ渡ったツールもあるが、どんなページでも使い方次第だ。
例えばの1つとして、おおよその趨勢や傾向を調べるために集計を取るというのが考えられる。
では前置きの前置きはここまで。

 

恒例の前置き(本題はだいぶ下)

例えばYoutube、2019/04/07の9:16の或る一瞬を切り取ると、
・前回言及した風を待つ(のMV、以下同)だが、再生回数81万2078回(2018/12/26公開)、
・同じく前回言及したキュンが185万2899回(2019/03/26公開)、
つまりSTU48が3か月で達していない100万回台のしかも後半に日向坂46が10日ほどで達しているということが見え、ここから、両グループの知名度・勢力・情勢などについて何らかのことが見当つく。再生回数など偏りもサクラもいくらでも考えられるとはいえ、(十)万以上の単位での比較なら何かが比較できているはずだ。それは、CD売り上げ枚数(にしたって偏った購買が考えられる故そこまで精確に参考になる指標でもない)から分かることとはまた別のこと、全世界につながっている動画サイトの再生回数から分かることである。
46同士で比べると、上記2点と同じような最新シングル表題曲のMVの公式によるつべアップページを見に行くと、
黒い羊が2019/02/26公開で582万0168再生
と妹グループに知名度の差を示している形だ。たしかに、
・姉グループの帰り道は遠回りしたくなるが1703万8184再生(2018/10/17公開)だが、
ガラスを割れ!の3879万2228再生(2018/02/13公開)
との差異を見ると、
サイレントマジョリティー(1億2271万9746再生(2016/03/15))
の勢いいまだ冷めやらずといったことが推測できるのかもしれない。「黒い羊」も近々1000万台に乗るだろう。この勢いは相当なもので、本家の
・2010/09/08公開のヘビーローテーションで1億4944万3836再生
・2013/10/30公開の恋するフォーチュンクッキーで1億6928万0395再生
と比しても判るとおり。そして本家であってもしかも表題曲であっても1000万台に達することが常のことではない。現時点では鈴懸#好きなんだ唇にBe My Baby等が達していないし、ジワるDAYS(2019/02/25公開)も今はまだ達していない。それは妹グループならなおさらそうで、例えばSKE48とNMB48を見ると、
・2018/11/20公開のStand by youが58万3758再生、
・2019/01/25公開の床の間正座娘が99万6330再生
である。
もちろん以上の数字は、世界中につながっている動画アップサイト上での関連グループたちの受容知名度を表示するものでしかないが、サブカルチャーの動態研究上は無視できない定量的指標となろう。
そして言うまでもなく曲のよしあし自体を語っているとは言えないだろう。自分なら、この中で言うかぎりでは、乃木坂がさすがの安定でSTUに感動ひとしおとは言え、僅差でStand by youが最も聴き応えある(SKEの名だたる神曲たちの中でも上位30位には入る)。が、この中では再生回数最少である。ただそれを言うと、この記事にもリンク貼った世界はどこまで青空なのか?など、ジャンル超越した永遠不変の名曲(そして制服もグループ史上最高の1つ)だが、2017/11/06公開MVの再生回数がいまだに170万台である。
ちなみに、再生回数が多くて当たり前のあの国からの数字を挙げると、(見つけた限りでは)2010年前半には再生回数最多だったLove The Way You Lieが今となっては17億5166万9176再生(2010/08/05公開)、これはもう少ないほうで、ちゃちゃっと見たところでは、Despacitoの61億1023万0417(2017/01/12公開)を筆頭に、Shape of YouSee You Againが40億台、Uptown Funkが30億台、SugarRoarShake It OffBailandoWork from Homeと20億台がぞろぞろ、他に、なつかしのCall Me Maybeが11億6655万1903(2012/03/01公開)、Bad Romanceが10億4387万6335(2009/11/24公開)、 Thrillerが5億台(2009/10/02公開)、Girls Just Want To Have Funが7億2877万4230 (2009/10/25 に公開)という具合である。
なおドイツだと、あの故人たちこのお馴染みたちそのロートルたちのどれもこれも話にならん低受容度な中で、Rammsteinがひとり飛びぬけている。SonneIch WillDu HastIch Tu Dir Weh(すべて2015/07/31公開)、どれも1億回を超えている。これには、99 Luftballons(2015/05/01公開の5280万1618再生)も遠く及ばない。
(以上の数字も数カ月でそれなりにか劇的に変わる。あくまで上記時日内の一瞬間上の数字である。)

 

やっと本題

という前置きに続いて述べる本題だが、Wikipediaを使った統計ということである。文学理論書では英米仏文学の話ばっかだし原作の読まれているその知名度もドイツ文学は一部を除いてかなり低いのが正直な実感だろうが、実際どうなのだろうか。
或る時、生前には現地でも無名のにいちゃんだったカフカに、Wikipediaで百数十超の言語数のページが有るのを見つけて大いに考えされたことがあった現在では実に152言語だ。(ただ、Wikipediaがページによって言語数表記に多少の違いがあるので、挙げてく数字には1~2程度の誤差がある。)ブレヒト95・ヘッセ99・父マン104などを大きく上回り、ヘルダーリン56やH・v・クライスト58やシュヴァイツァー72やユング89やグリム兄弟90やシラー103は当然のこと、さらにニーチェ149・ウェルギリウス149をも上回り(!)、ルター161・ゲーテ171・ホメロス170・ダンテ172などに迫る。
ちなみに、シェイクスピアで192、セルバンテスが160、ディケンズが146、ジョイスが131、アガサ・クリスティ119、オースティン109、ルイス・キャロル108、ドイル106、フォークナー97、パール・バック95、サリンジャー78、ユーゴー159、プルースト124、サルトル129、カミュ118、ヴェルヌ112、サン=テグジュペリ94、ウンベルト・エーコ96、トルストイ161、ドストエフスキー154、プーシキン146、ゴーリキー104、キルケゴール101、ミラン・クンデラ72、スヴェーデンボリ56、魯迅104、林語堂29、ガルシア・マルケス144、ボルヘス130、アストゥリアス76、アジェンデ63、フエンテス56、カルペンティエル49。
現代を見ると、トールキン131、J・K・ローリング113、G・R・R・マーティン79、ヨースタイン・ゴルデル52、しかしケルスティン・ギアがわずか15と、ドイツ文学は現代でも知名度が下がる。どうも最新ほど弱いのか、アンネ・フランクが106、グラスが100・ベルが87・カネッティが75・ハントケが50・ケストナーが49・バッハマンが40・クルーゲが24・ボート・シュトラウスが17・マルセル・バイアーとゲナツィーノが12… 。ただしイェリネクが87。
もちろん文学だから社会的重要(視)性に劣るというきらいがあって、例えばマルクスが181でフロイトが160の毛沢東155と、社会的インパクトがものを言ってしまうのが普通である(確かにウィトゲンシュタインが102、ハイデッガーが86)。だって『聖書』が236・『コーラン』が167なのだから(ちなみに『共産党宣言』が90で『我が闘争』が76で『毛主席語録』が36)。そうすると『論語』が41というのが考えさせられる。ただし孔子は208!チンギス・ハーン149や始皇帝166よりも多い。イエス245より少ないが何とムハンマド188・釈迦178を超す。儒教は世界での受容人口が比較的限られているほうなはずなのに、こうなのである。(ちなみに『聖書』はそもそも翻訳言語数も出版数も飛びぬけて多すぎる点を要考慮。)
さて、こう見てくるとカフカがいかに化物か分かる。権威なし・七光りなし・個人としての目立った行動等なし・そもそも生前には知名度なし・文学的成功への特別恵まれた教育や環境などなし・作品の生前ヒットなし・作品の社会的インパクトなし・身近なライバルたちなし、純-文学的パワー=作品の持つチカラだけでここまでの知名度と人気にのし上がっているのだから。カフカとでんでんむChu。
日本文学だと、紫式部125が抜きんでてすぎてて(『平家』が21で清少納言が49)、明治大正の大物連が漱石48・鴎外30・他はもっと少ないという惨状で、川端康成92や三島由紀夫82が意外と村上春樹78や大江健三郎78を上回っている。なお東野圭吾で13、宮部みゆき13、他もこんな数字。そうすると、手塚治虫が53・宮崎駿が79・AKB48が67・ビートたけしが55・宮本武蔵が63なんてのを見ると、嗚呼しょせん文学そこまで関心を惹かないなと思えるだろう。(ちなみに黒澤明が133というのも考えさせられる、なんたってゴダールが62でウディ・アレンが101でスピルバーグが125、チャップリンでやっと178なのだから。)
こう見てくるとカフカがいかに(ry

 

さて以上見てきたように、ウェブ上で統計が取れる。それも、最もたくさん見られているサイトから取る統計だから、世界中での受容度を知る上でそこそこまあまあ大概参考になるだろう。それに本記事に記しているのはたっだの純然サンプルにすぎないから、これを端緒に、自身でのウェブの利用(文字通り)方法を見つけていかれればよいのである。

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文系研究者の環境~資料編⑤~(松波烈)

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やっと聴いたが風を待つ最高。
どうも収録作品中表題曲が抜群というケースで、それで言うと、日向坂デビューシングル表題曲も収録6曲中聴き応え最上だった(JOYFUL LOVEもひらがな/日向らしい曲だ。「らしい」中で最高のは今のところではハッピーオーラだろう。「らしい」にこだわらないなら線香花火が消えるまで)。それにしても、デビューには、満を持したのであろう小坂菜緒センター、そしてフロントに1期生最推し美玲と芽実(しかし聖母が3列目)、なんとも胸熱な展開である。といった新しい風が目白押しの近況で、48のほうも、御存知グループ最トップが卒業、伝説の研究生卒業など、いろいろな動きがある。
さて本シリーズだが、ここしばらくは、長濱ねる卒業や衛藤美彩卒業に落胆消沈し何も手につかなかった(のもあるし「エビフライデー」や「あんロケ」等チーム8コンテンツや坂口渚沙観るのに大忙しだったのだが)もので、もちろん鋭意継続するのですが、前回どこまで喋ってたかというと、先々月末にアンヘレス出張でドールハウs … ウェブ上でGoogleから文献PDFをダウンロードするというところまでだった。これは、世界中の(だろう)図書館(だろう)でスタッフだろう人々が文献をスキャンしているものだが、このスキャンするというのは、ようするにどんな本ででも出来るのだから、自分ででもやればいいことなのである。存在するどんな文書でもスキャンできるし、紙に限らず魚拓でもパイ拓でも疾風伝説でも作れるし、自分個人内利用に限るなら、読んだ本をスキャンして手元に置いておいていつでも参照することができるしタブレットに入れておけば読書できる。数万円のタブレットもいいが、Amazonひも付きタブレットのFireなど現時点5980円と爆安である(自分はタイムセール3480円で買ってる。4次元ポケットからも出てこなさそうなデバイスがバイト日給半日ちょっと分の金額で買える時代だ。マット・リドレーの言う通り)。それも7で十分。8以上はいくら高性能でも片手で持ちにくいようで携行使用に不便。
そう、文書・文献・資料・書籍は、それをうず高く誇らしげに積み上げる時代はもう終わっており、電子媒体―要するにPDFファイルにしてしまってゼログラム・ゼロスペース・ゼロベース革命の丘で所有してしまう時代なのである。単行本1冊が100MBとすると、10TBのHDDに10万冊が入る。研究者の一生に必要な量の10倍か10分の1だろうが、いずれにせよ、HDDの10TBとは、この記事で書いたBarraCudaなら現在4万980円である。10万冊を収める本棚は、一体何十万円かかるのだろうか。置き場所があるだろうか。しかもどの本も電子ファイルのように整理しやすく取り出しやすくはないだろう。書棚の価格は下がらないだろうが今後HDDいやさらにSSDの価格ときたら下がる一方だ。本は破損喪失焼失等のリスクに常にさらされるが、保存媒体を分散すれば電子データは限りなく安全である。しかもクラウドの時代だ。Googleドライブ10TB年額15万6000円と、経年劣化もし埃もかぶる数十万円の書棚と本の山と、どちらがトクだろうか。
それでも大方は本とかいう厄介な物品を所有したがるのだが、これは自分が「物体バイアス」と名付けている認知エラーに起因する病(認知バイアスは188あるがまだまだ見つかる)で、書いてある事=コンテンツに用があるだけなのに本として物として手に取れるとヘンに安心してしまうのである。純然たる錯覚である。情報は情報だ。
自分が使っているのがエプソンのGT-S650というスキャナーだが、2016年5月上旬に買った時には8963円だったのが現時点で9282円になっていてそういった価格変動にも注意が必要だがとにかくこんなのを1台買っておけば十分。まず5年前後は持つだろうからその間にあんな書籍こんな書籍をぶんぶんスキャンし放題だ。こんなことはさすがに文系研究界で認識されており、買った本は次から次からスキャンする(もとい、TAの青年にしてもらう)先生や、スキャンするためにためらわず裁断してしまう先生などもおられる。どちらもドイツ文学関連の方ではないが。
で、このGT-S650だが、写真を扱うぐらいのレベルの代物だから9000円前後もするのだが、これはケチらんでよかったことが後に判明する。スキャナーは金に糸目を付けずに買ったほうがいいだろう。どうせ元を取りすぎるぐらい取るのだし。と言って別に安物というのもAma上ですぐには見つからないのだが、何が言いたいかというと、プリンターと一体型のスキャナーの別に旧型でも安物でもないもの(使用時2017年時点)を使ったことがあるが、それはヒドいもので、仕様のしょぼさは固より、悪夢のような低画質なのである。Fazit:1万以上のスキャナー自体を買うことにしよう。で、このGT-S650だと、「グレー」の300dpiに設定してスキャンしたら書籍見たままに近くしかもテキスト検索も付けれれる(それ以上の品質でスキャンして容量デカくなりすぎるのも問題)からこれでスキャンすることになるのだが、その辺は、自身で買ったスキャナーによって、容量と相談しながら、いや何よりもググって色んな記事を参考にしながら、試行錯誤してdpiやカラーやその他の設定を決めていくことになる。(とは言え、モノ黒あるいは白クロのスキャンだけはさすがにやめといたほうがいい。本当に字たる字だけが画像化されることになる。まあ詳細はggrks。)
スキャンの手間だが、自分だと、橋本文夫『詳解ドイツ大文法』、それ以上にAndreas Heusler: Deutsche Versgeschichteが一番時間がかかったが、頁数からしてそりゃそうだ。もし買った本でも裁断できると言うのなら、したほうがいいだろう。ペラペラの紙をスキャンしていくのは著しくラクであるし、本を押さえ付けるのと違って平らで綺麗な面になる。そりゃそうだ。

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文系研究者の環境~資料編④~(松波烈)

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先週、冠番組#168(2019年2月17日)で遂に2期生が出揃った。#160終盤で見掛けてからこれはヤバいと見た山崎天も登場した。お見立て会でグループを斯界の「頂点に導」くと宣言した13歳。デビュー時点13歳と言えば、まゆゆや宮脇咲良、佐藤杏樹や小熊倫実、向田茉夏や木本花音、城恵理子や薮下柊、江籠裕奈や北野瑠華、末永桜花や甲斐心愛、横山結衣や横道侑里などのチーム8の面々が思い付く。乃木坂と日向坂の新期生がまだ印象薄いが、欅の2期生が半数以上いきなり印象的だった。それにしても「ひらがな推し」#44終盤も見物だった。改名のくだりで何人か泣いてたがこっちが泣けてくるわいというシーンだ。大した演出だった。ということで、今後、坂道3~6冠番組に加えて「イ申」も「SKEBINGO」も「HKTBINGO」も「ブンブン!エイト」もSKE「エビ」シリーズも観て行くのに大忙しだから、当ブログの更新がますます滞るだろう。
前回から続き電子媒体の利用ということだが、まず、Google Booksを利用してなんぼである。この記事の後半に何個かリンク貼ってる文献を見てほしいが、こういった文献は現代の組版で出版されることがない。当時の出版物をスキャンしたものが、再版や復刻海賊版になって出回るのみである。こんな話に用がある人間など文系研究者にしか居ないしその文系研究者がウェブ利用に疎いから、こういったことに関して知識が有って発言していく人がこの世にほとんどいない事になる(ありとあらゆる文献がGoogle Books化しているという想像を絶する情報量の世界なのだが)。例えば、こんなような、かかる海賊出版を指摘する単発的な文章があるのみ。ここに書いている「Nabu Press」など、実際何冊か買ってしまっているが、Google Books(のPDFファイル)をそのまんま印刷してそれにン千円という値段を付けて売っている。(20台の時、メキシコや上海で、当地流行の曲の入ったCDを路上販売で何10枚と買って甘露甘露だったものだが、これなども、二束三文のCDに焼いただけのものを値段(これも二束三文)付けて売っているのである。12年前の記事があるが、たしかにこんなのである。)Google Booksは、作品名や出版年や出版社の名称と「Google Books」でググって見つける(なお、普段Gooleを使ってない人は即改めるように。Yahooというのは子供のオモチャである。学術者が使う検索エンジンではない)。例えばゴットシェートの作品など現代組版で出版されていないが、なんでもいいが例えば『Grundlegung einer deutschen Sprachkunst』が欲しかったとしたら、現時点でUlan PressとNabu Pressから海賊版も出てるが、そんなものは無視して、「Grundlegung einer deutschen Sprachkunst Google Books」でググるのである。書名がかなり特定的だから、著者名はいらない。ただしこれだけだと、

とこのように大量にヒットしてしまって戸惑うばかりだ。そこで、典拠のページを見て、「1748」を足せばいいと分かる。そうしてググると、このように見つかる。そして、左側の赤いところにマウスを持って行って、

「PDF」というのをクリックする。あとは何ステップかでDL出来る。これで君はGottschedの『Grundlegung einer deutschen Sprachkunst』を手に入れたのである。それは電子媒体として確かに文字通り「手中にしている」「所有している」のである。消えるのが心配なら、今までの記事で言ってきたHDDを他に買えばいい。高いのだし、USBフラッシュメモリを何個か買って分散して保存しておいてもいい(10年前に1万円だった32GBが今では980円だ。何という時代だ!!!)。108均でCD-Rを買ってきてもいい。クラウドなど腐るほど有る!!これがネット上で出来ることだ。もちろん、氷山の一角上の1雪片の1結晶ほどのことでも無い。これの100兆倍いや100那由他×100阿僧祇倍のことが、ネットでは、出来る。また、例えばクライスト研究者が多いだろうが、Berliner Abendblätterなど現代組版が存在しない。じゃあどうしたらいいか。海賊版?復刻版?バカな。まずこのリンク先を見よう。「Reprints」の項に、やはりPDFで当時の出版物として入手できるこのページに飛ぶようにリンクが貼ってある。この「インターネットアーカイブ」でDLするPDFはファイル内検索非対応のうんこファイルだったりするのだが、今のところはここしか見つからない。

ただ、ファイル内検索非対応だというだけで、Berliner Abendblätter全紙が自分のモノとなるのである。今書いた2例のケースをもとに、欲しい文献を自身でググると、その丸ごと全部が、 版権 著作権切れているものであるなら、電子媒体の形で手に入る。

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文系研究者の環境~資料編③~(松波烈)

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前回から引き続き  坂口渚沙考察ブログ  文系研究者のPC環境がどういったものかを考察しているが、もう書くことも無いんで荻野由佳シリーズに   今のところ資料編として、レファレンスや文献の保存媒体を検討している。前回から大分更新が開いてしまったが、それは  研究活動に余念がなかったから  セトビンゴ観るのに忙しかったからであって、こういったことは今後もかなりあるであろう。
①~②では保存媒体としてHDDを考えたが、注意点として、「外付け」や「ポータブル」は買わないように。これだと本当に全くの保存媒体にしかならない。例えばOSを乗せるとか、常時SATA接続PC内蔵にしてしまうとか、NASに組み込むとか、そういった使い方が出来ない。汎用性のある使い方が出来ない。裸のHDDを持っていたほうがいい。それにそもそもの前提として、そう、たとえ、外付けならこうやってポータブルならこうやって分解して中身を汎用させれるのだとはいえ、こういうお仕着せの商品を買ってしまうこと自体をやめていきたいのである。
ところで、①でリンク貼ったBarraCudaの1TBが今日見ると貼った時よりも100円下がっている。HDDもまだまだ安くなりしかも性能は上がるだろう。SSDも値下がり進行中で、IntelのLakeシリーズが終わるというような時節にでもなると、気軽に買えるようになってしまって、HDDがいよいよオワコンってるかも知れない。コモディティ化さまさまである。それに、自分だと①でリンク貼ったWestern Digitalの1TBも東芝の1TBもまったく不調の様子がないが、このように、HDDとは、ぼちぼち使ってれば大変長持ちするものなのである。間違っても、新しいの買いたいねんからさっさと壊れろやなどとは思わないように。
さてそれで、ケースに入れて、②で書いたようにUSB3.0接続でPCとつながったHDD、これに何を入れるかだが、ゆうて所詮大した容量は使わない。手軽なところならスマホ撮影画像動画が容量デカいほうのファイルになるだろうが、自分のHDDには入っていない。比較的容量デカいほうのファイルを入れたフォルダでも、Rar・Zip・JPEGファイルが主の画像フォルダで582ファイルの40.7GB、MP3・WAVファイルの音楽・FMシアター等フォルダが3400ファイルの56.2GB(うち48グループ+坂道グループのフォルダが約830曲の8.5GB、そして全部聴いている)と、何とも慎ましいものである。たとえこの10倍使ったとしても、HDD全体で200GB使っていないから、これに加えて仮に動画を保存し出したとしても、まだ4TBも要らないだろう。①で述べたBarraCudaを狙うなら8358円である(ところが同容量でポータブルだと格安でも1,3800円!!!たっけ!!!)。なお研究に関しては、学位論文投稿論文その他その他と文献・資料などを詰めた「研究」フォルダで3936ファイルの20.6GB。うち所有文献PDFの9割を詰めた「PDF」フォルダが818ファイルの15.2GB。他のフォルダに入れいている資料PDFやそれからJPEGやPNGの画像資料などを合わせても、研究に使用してきた・今後使用する電子データが20GBに達してもいない。使う容量などこんなものなのだから、容量コスパ考慮してHDD選択するというのもどうかとすら言えてくる。こんな使用状況だと500GBでも生きていけるから、いっそSSD選んでもいいかも知れない。現在廉価品だと480GBのSSDが6000円切りに近づいてる。こんな使用状況よりもっと慎ましい使用状況の研究者がいくらでもいるだろう。
さて、現在自分の研究業績状況でまだ20GB台にも達していない電子資料集、これの内わけを見ながら、次回、文系研究者が所有して利用していく電子資料について  いよいよ加入した欅坂2期生について述べることにしよう。

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文系研究者の環境~資料編②~(松波烈)

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文系研究者のPC利用だが、ゆうて、ブツとしてのPCだけが情報環境の利用対象ではなくて、スマホの存在が うるさ デカいしネット接続やブラウザの利用やOSの操作やお茶漬けの味なども知る必要があって、IT利用とは、これはもう、中国拳法じゃないが、巨大な学問であり知識体系である。知識体系と言えば自分も、発足4年数か月という今ごろになってようやくチーム8が気になって来ているぐらいで、そんなこともあるのだし、人間 数年ぐらい情報に遅れるなんてざらにあることではある。それにしても今年は何とあの彩が卒業と、伝説が1つ終わり、しかもさらに、周知のごとく坂道トップが卒業(もあるが、軍団長や、1期生最年少組一番推しの川後陽菜等のアンダーメンバーも卒業)である。何よりも今泉佑唯が卒業発表というのが痛恨で、今も喪に付している。坂道では影山優佳もいまだに復帰せずで、気が気でないというものである。これ何の記事やったkk  … 保存用HDDであるが、保存媒体に関してはSSDを考えなくてよい。普段我々が使っているフロッピーでぃsUSB2.0のフラッシュメモリに比すればHDDなど爆速である。さらにこれが前回貼ったようなUSB3.0接続のケースに入ってると、例えばWindows(10の話しかしない)のバックアップ(「システムイメージ」と言う)が10分ぐらいで終わってしまう(2.0だと何なら1時間かかる時もあった、HDDでだ!)といったシロモノであり、GBのファイルを数秒で移動できるほどの水準である。USB規格は「3.0」と言ってたのを現在では「USB 3.1 Gen1」と言うが、「Gen2」のほうがまだ一般的でないという状況なので、「3.0」と表記してもここでは問題あるまい。
ということで、理系なら計算系描画系クリエイティブ系ファイルもあろうが文系でも研究者なら資料ファイル保存用にHDDの1TBをUSB3.0のケースに入れて持っておきたい。もちろん2台以上持っててPC内部でSATA接続してOSストレージと常に同時起動ということにしてもいい。自分はそうしている。こういうこと:

左側の「35℃」というのがOS載せてるSSD(前シリーズ②参照)で、右側の「24℃」(表示してるほう)が本シリーズ①で言ったHDD。PC起動すると常に大容量保存媒体がぴったり寄り添って起動するということになる。

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文系研究者の環境~資料編①~(松波烈)

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文系研究者がどういった方法で資料を入手して保管するのがベストか、ということを考察して行く。
前シリーズの①に書いたH330に元から入ってたHDDを、これ購入3年後の2014か2015年に別のHDDに換装したのだが、不良セクタ何やかんやで不調、②に書いたように2017年初頭SSDに交換。ただこの不調のWD10EZEX君、フォーマットしたら不良セクタなんて有ってないようなもの(テキトー杉)、外付けにして保存媒体にして、現在①で書いた自作PCに組み込んでいるが絶好調である。上記SSDと同時に、東芝のHDDも買ってしまっていて、結局OS乗せるのはSSDなのだからたちまち外付け保存HDDに転任してもらった。どちらも1TBで容量持て余すぐらいたっぷりである。
HDDはこれも元から保存用としてメーカーが売っているのを買うよりも、まあ人生の進み方の順番によるのだが、自分のPCなりから取り出してOS用に使いはしなくなったHDDも完全に使用不能になるまでに10年以上かかるから、外付けケースに入れて保存媒体にしてしまおう。自分はこのケースに入れて長らく使っていが、これはネジどめで不便だしUSB2.0だから遅い。こういう外付けHDD用キットはUSB3.0(USB 3.1 Gen2の一般普及はまだ先)のものを買うように。新しけりゃ何でもいいだろうからおい!!こんなのでいい。自分ならこれを買う。相変わらず超低スペック民の我々にはお立ち台もNASもRaidも何の関係もない話だ。さてそれでも自作精神で、元から保存用としてメーカーが売っているのは視野に入れず、たった今貼った外付けHDD(/SSD)「ケース」を1個持っておこう。2500円未満の買い物だ。で、今後HDDを買うとしよう。OS乗せるのはSSDと決めて今まで書いてきたのだから、これから買うHDDの話はすべて保存用。
で、BarraCudaがいいらしい。アフィに導かれるままにAmaに入ったら、あった、5180円…(2019/01/01, 2:02現在)。(1TBのHDDなど11年前だと3万円以上だったのである。なんという時代だ。)今時HDDなんて3TB以上買うのが普通ちゃうn  1TBでいい!!!低スペック民なめんな。500GBでも足りる。我が文芸表象論にはその昔1GBのUSBフラッシュメモリで満足している人がいた。あのな、文系研究者なんでUSB1.0とかフロッピーディスクとかでも生きてけそうな人らやぞ…。
BarraCuda欲しいなと思ったところで、では外付けHDDをどう使っていくか、次回!

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文系研究者の環境~最適なPC⑦~(松波烈)

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室

こうして我々は長々した旅の果てに「今年」とかの表現がメンドいから年明ける前に大急ぎで結論にたどり着いた。構成:
1. Intel CPU Celeron G4920 3.2GHz 2Mキャッシュ 2コア/2スレッド
2. ASUS Intel H310M-A【μATX】
3. シリコンパワー デスクトップPC用メモリ DDR4-2133 4GB×1枚
4. KEIAN PCケース 300W電源搭載 Micro ATX / ITXケース ブラック KT-MB103
5. 日立LGデータストレージ 24倍速対応スーパーマルチDVDドライブ ホワイト
6. Novonest 120mmPCケースファン 32LED【32R4-2】
現時点(2018/12/30(日)22:59)で
1. 6480円
2. 7231円
3. 4198円
4. 4969円
5. 2361円
6. 1380円
〆て2,6619円也。安!!
ただ安心するには早くて、つまりぼったくりマイクロソフトのOSを買う可能性が有る。手持ちPCから引き継ぐなら無料だが、買うとすると:
もちろんAprilにすべきなのでこれにすることになる。1,5200円。高!!!!!!
というか、Linuxでいい…。Windowsの10などあなたたちには宝の持ち腐れ。XPのような軽量な代物でも十二分すぎる。で、たとえLinuxにする(せめてUbuntuぐらいにしたらいいす)としても、また今のPCからWindows引き継ぐにしても、②④で書いたようにSSDにしてしまおう。SSDも目下爆値下がり中だ!SSDぐらい聞いたことあるメーカーにしよう。
7. Crucial クルーシャル SSD 120GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ
これで2998円、2,6619円と足して29617円。まだ3万も超えん…。たとえ上記Windows10買ったとしても4,5000円切っている。
自作がいかに効率的か判ったでしょうか。もう一度言うが、OS買わないなら3万切る。DVDドライブこれより約900円安いのでも可。SSDももう約500円安いのでも可。ケースファンも恐らく要らないから約1300円浮く。そもそもCeleronが元々もう400円程安い。つまり更に3000円は安くできる。それで格安ロクデモナイPCになるのではなくて、我々の研究環境ではお釣りが来るぐらいの高スペックPCが手に入るのである。Officeは要らんて言った通り、Polarisにしといたら現在2503円…。これでもメーカーもの買いますか?
さらに言うと以上のパーツ選定、こういうのがひとまず考えられるという一例に過ぎず、可能性が際限なく有る。しかも全ての中心であるCPUだがIntelしか触れなかったが、AMDという選択肢がある。2017年にIntel i シリーズ対抗馬の例のRyzenを出して来てて、上位機種だと議論が多いものの(iシリーズとRyzenどちらが何の作業に向いているかといった考察や、Ryzenが現時点ではどうしても何が弱いかといった考察)、iシリーズの最安値で①以来挙げてきたIntel Corei3-8100よりも2000円近く安くてグラフィック性能が上(恩恵には与からんだろうが)でありよって我々には超高性能であるRyzen 3なり、そんなとこまで行かなくてもAthlonなりといった選択肢が有る。2019年にRyzenが7nmの製造プロセス、Intelが10nmの製造プロセスに到達する。どんどん活気のある分野である。

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室