京都大学大学院ドイツ文芸表象論奥田研究室最新情報

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室
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第47回・文系研究者の環境~デバイス編⑪~(松波烈)

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今回はこの記事などで見ているGoogle Pixel 4の、というかそれもまた充電できるところの商品たちの記事になります。

Pixel 4は最大18Wまでしか入力しないから、数10Wの充電器(アダプタ)を買っても意味はなく、しかも、Google ストアで買うと付属してくる充電器がこの18Wなのだからこれ以外に別個に充電アダプタを買う必要がまったくないのだが、しかしその無駄な買い物をしてしまった。なおPixel 4の充電時間などに関する具体的な話や数字は、ググると相当数見つかるから、そういった情報は割愛。(ところでこのことに関してだが、当機を半年使って最終的な感想が出た:このGoogle Pixel 4というのは動作やアプリやインターフェース、それからカメラ(と言うか、正確には、画像と動画のエンコード)の性能など、不満点が一切まったくない、それがまず確かにそうなのだが、ただ、電池の持ちがどうにも悪すぎる。敢えて言うと、数10分程度のネサフと数枚の撮影という使い方だけで1日に7割はバッテリーがなくなる、そういった体感である。とにかく、電池がすぐなくなることで、さんざん迷惑した。そしていま言えることとしてはこうなる:Pixel 4は毎日充電を前提とすること、このデバイスは1日1回の頻度で充電する、これはそういう使い方をする特殊なデバイスなのである、そう割り切るしかないということである。合計で1時間前後の動画でも撮ろうものなら、それ以外のことは特にしていなくても、1日2回充電することにすらなる。これに手を出すことになったのが、得るものの多い有益な動画を発信している「吉田製作所」氏のレビュー動画なのだが、相当気に入っているらしいのが発言のハシバシからわかる(例えばこういうの)氏ですら、現時点でイラつきを表明しているように、電池の持ちが悪すぎるのがいくら何でも容認できない欠陥である。自分からすると、Pixel 4はバッテリーが劣悪、この唯一の欠点により残念商品に降格、言うべきことはそれだけ、ということになる。)

つまりGoogle Pixel 4をストアから買うと、充電関係で買い足すものは何もないことになる。付属充電器が少々大き目だからもっと小さい18W入力アダプタを買いたくなるぐらいだろう。(その充電器は本記事には関係ないから画像も割愛、ググれば山ほど出る。ケーブルはUSB2.0限定対応のゴム製のいかにもすぐ割れたりしそうなヒモきれ。ストアでの純正品は普通品質低品質でボッタくり価格だ。本体以外はストアから買わないようにしよう。)

また、付属品は純正品でありデバイス不要時に売却するときに何かと綺麗にしておきたいもので使いたくないものだ。そして今( )内に書いたように低級すぎる品だ。半年以上Pixel 4を使って付属充電器を使ったところで、これを使っていてはいかんではないかと思い至った。

まず近所の110均FLET’Sで充電器たちを買ってみる。

ケーブルは3Aで(箱側面にしか書いてないが)5Vつまり15W入力まで対応なのだが、アダプタが2.4Aまでしか無く、結局12Wでしか充電できない。という2品を並べて売っている店舗(またはこんなんしか作ってない製造)、おたくは何も考えていない。(なおケーブルは下述のようなC to CでなくA to Cである。吐息のメソッド。)

どちらも質感は安物感が無くケーブルも見た目通りしっかり硬い。Amazonなら類似品は330円ということはない。リンクを貼ってもすぐ消えるだろうから貼らないが1mで899円がヒットする。アダプタも千円下回る12W品は無い。Amazon万能の時代だが数百円台の廉価物に関しては110均や格安スーパーのコスパにかなわない。なお廉価天国だったコー〇ンは完全にコスパ終わっており品揃え劣悪でありオワコン店舗に堕している、ホームセンター行くならAmazonで買おう。だったらアマゾン。

これで充電すると、もちろん数字上は6割の入力になって1.5倍の時間がかかる(のだろう)ことになるが、体感上は特に気にならない(まあまだ2回しか充電していないが)。と言うか元々の18Wが神速なのだから、そこから多少時間かかるようになっても、ほぼ何の変化も感じない。だからこの660円の買い物でも、おそらく大方の者には十分満足なものである。

しかも、Pixel 4以外に充電するデバイスも無いから、12W充電がどのようなものなのか分かりようもない。この記事の画像に写っているようにKindle Paperwhite(の旧製品)があるが、ご存じ電池は非常に持つもので、2017年11月10日購入後の現在でも10日間は充電不要である。またここに書いたHP Stream 11-y003TUなどもとうに分解してeMMCを廃棄している。ここで言ったFire 7 タブレットもとっくに売却処分してる。

よって、無駄な買い物万歳ということで、12W以上必要のない充電器を無駄にもAmazonで探し出す。

と言うかその前に、データ(例えばPandA上にアップする時のPixel 4が撮る秀麗な重い重い動画)をPCに送るのに、USB2.0ケーブル(どの家庭にも2千本は余っているだろう、うちもそうだ)だと遅すぎるので、3.0以上ケーブルが欲しくて買っていた。マザボにType-Cポートも付いているし、CとCのを買う。

USB3.1Gen2(つまりUSB3.1で3.2Gen2)のケーブル、

VERGOODの「USB C to Type c ケーブル USB 3.1 Gen2 PD対応100W /5A 急速充電【 USB-IF認証取得】4K 60HZビデオ伝送 高耐久ナイロン編み 5Gbps高速データ転送 Macbook Pro、Galaxy S9 S9 Plus、Huawei P20 P20 Pro、Xperia XZ、Nintendo Switch等type c機種

対応 2M(シルバー) 」

リンクを貼ってもすぐに消えそうではある)(2020年6月18日購入で1499円)。

マザボのUSBより上のGenではあるが、まあ将来使用機会もあるだろう。というか買い物のための買い物とは言えケーブルで1500円というのはさすがに先々まで使用していたい。

ちなみに、27個の動画ファイル(計16.2GB)をPCにコピーすると、USB2.0ケーブルだと9分06秒、このケーブルだと4分24秒かかった。3.0が2.0の「10倍」というのは、動画ファイル転送では、到底到底そのようなものではないようである。

次に、買った時点では知りもしなかった充電アダプタをFLET’Sの後に思い付き、今度はChoetechの「USB-C 急速充電器 【61W GaN (窒化ガリウム)採用/ Power Delivery3.0対応 PSE認証済】折畳式 USB PD充電器 超小型 軽量 USB Type C 充電器」をポチる(2020年6月20日購入で¥3699、「¥600 OFFのクーポン」が決め手)。 この商品もすぐに消えそうだ

ケーブルも「USB PD」対応で100Wまでいけるらしく、61Wで18Wデバイスに充電するのは実に気分がいい。

それでは3700円様:

先ほど充電してみたところ、満充電時間は付属充電器とビタいち変わらなかった。

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第46回・文系研究者の環境~卓上編~(松波烈)

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それほど照らす必要のまったくない天井照明はほぼ全く付けないで卓上灯だけでやっていくという生活を10台の時から続けている(と記憶している)もので、例えば、記憶に…というよりAmazon「注文履歴」に残っている限りでは、2006年1月22日にTWINBIRD「タッチインバ-タ蛍光灯」(LK-H575LGY)を3940円もの高額で買っている。

その後2009年8月29日にもTWINBIRDの「コンセント付タッチインバータ蛍光灯 ブラック」(LK-H344B)を買っている。このような蛍光灯という室町時代向けの舶来品が当時購入価3010円、電灯の買い替えが数千円である。この時にはLEDがまだそこまで一般的ではなかったようだ。しかし、LEDと有機ELの時代に進む。(そういえば白熱灯だか電球だかいうものも有ったものだが、使っていたかは覚えていない。)

その後の2015年10月19日にやっとLEDモノを買っている(Panasonic「デスクスタンド メタリックレッド仕上」(SQ-LD221-R)、購入価3645円)。上記TWINBIRD糞光灯を6年使っていたのだろうか…。おそらく途中コーナンあたりで別の蛍光灯モノを買っていたかもしれない。さっさとLEDにしていればよかったのだが、かつては高かったものだ。と言って具体的には何も知らないのでググってみると、大昔の物の値段を調べるのにいつも役に立つGIGAZINE、これの2009年12月27日22時00分の記事を見ると、Panasonic「LDA7D-A1」という6.9W電球が3980円とある。6年後のPanasonic品と大して変わらない値段だ。しかしこれでは卓上灯と電球の比較だから、さらにググると、「ケータイ Watch」の「2013/2/7 06:00」の記事に、dretec「ラムード」(SL-105)が2254円とある。

さてSQ-LD221-Rだが、見た目はシャープ(いやパナソニックです)でクールで、ヒンジを硬貨で締め付けれるのが面白い(Anton Chigurh)という品なのだが、ただ、アダプタというのかあのコンセントにつなぐ塊からキーンと音がする。そう、買ってコンセントにつなぐまで判らない、【コイル鳴きがうるさい】という最悪の品だった…。これの悪質さはタダ事ではない。この塊の周りに物を置いて音が聞こえないようにしようと数年間試行錯誤し続けてきたのだが、どれも結局はかなわず、音は冬の夜気をつんざいていた。或る時怒りで塊をひっぱたいたら、即壊れた。アダプタなしの無用物体を、物は決して捨てれないという奇癖をお持ちの知人にお譲りし、卓上灯なしで天井灯のみという不便極まりない苦痛の数日を過ごした後、2016年10月23日注文(¥2999)のTaoTronics「LED デスクライト 電気スタンド 卓上スタンド・テーブルランプ 目に優しい タッチセンサー [明るさ 386ルーメン] 七段階調光」(TT-DL11)が届く。(以上も以下もすべてAmazon上の話。)

この品で十分であり10年使っていてもよかったのであろうが、この時には、このシリーズでそうなっていっているように専ら物欲で買うようになっている。そうして、2018年5月11日にDBPOWER「デスクライト LED 省エネ 卓上ライト 3段階調色 5段階調光 面発光 目に優しい 450ルーメン 180度調節可能 電気スタンド ベッドサイド 読書灯」をポチる。購入時2899円。先代よりルーメンが増えているが体感上違いは皆無。

この品も今までの卓上LEDのどれもそうだが、どうしても、明るさが足りない。特に、照らす範囲が狭いのがストレスだ。卓上の限られた所以外を照らそうとすると、光が届かず、役に立たない。白熱灯や蛍光灯の卓上ライトならどうだったか。覚えてもいない。LEDは発展途上なのだろうか、発展家なのだろうか、卓上灯ならどうしてもカンカンに明るくはならないのだろうか。手元を照らす用途に限られているしそれでいいと消費者もメーカーも思っているだろうが、いざという時に広い範囲を照らすこともあるのだから、最大出力だと天井灯なみに照らすというそんな商品だってあってもいいはずである。しかも、その卓上手元を照らす上でも、廉価品は、暗すぎる。

ということを悩みながら先日までの数年間が経つ。Panasonic「LEDデスクライト 置き型 文字くっきり光搭載 昼光色 調光タイプ ライトグレーメタリック仕上」(SQ-LD310-W)などだと相当満足に明るいらしい。しかし高い。どうも「6200K」というのがミソらしい。ミキの漫才によるとカレーは醤油が味噌である。

ところが、TaoTronics「デスクライト TaoTronics 電気スタンド フルメタルデザイン 1200lux 目に優しい テーブルランプ USB 充電ポート付き 調光調色 柔軟なデザイン タイマー機能 読書 勉強 PC作業 ナイトライト 省エネ スペースグレー」が最大6500Kである…。こんなものがあったのか…。「Amazon.co.jp での取り扱い開始日: 2019/9/24」か、最近出たわけだ…。7400円台である。これをカートに入れておくと、6月12日に突如6000円になった!

即買ったわけである。

 

こうしたやっと本題なのであるが、ちなみに、Amazon上で一瞬謎の暴落をすることがある。この記事で書いたようにRyzen 5 3400Gが頑固な2万台から一瞬1万7000円台に下がった時がある。それは証拠を撮ってはいないが、Intelなら撮っている:

そう、あのCore i9が4万円で買える日があったのである…。今年2020年4月10日頃のことだ。1日でなく数日間だったはず。もちろん現時点(当記事アップ時点)では問答無用の5,3172円。

ということで、TaoTronics「デスクライト TaoTronics 電気スタンド フルメタルデザイン 1200lux 目に優しい テーブルランプ USB 充電ポート付き 調光調色 柔軟なデザイン タイマー機能 読書 勉強 PC作業 ナイトライト 省エネ スペースグレーの記事。(それにしてもLED卓上灯を選んでいると「目に優しい」が目につく。「優し」さを要求する病気が蔓延して久しいものだ。

 

随分と立派な商品箱、店舗で買ってきたかのようである。商品箱の記載事項も示しておいた。

商品箱を開けてからも、安臭さ一切無し。

これは中華でないのではないだろうか。TaoTronicsのホームらしいページでは、「東京都中央区八丁堀」にある「SUNVALLEY JAPAN」のブランドになっていて、SUNVALLEYの企業概要を見ると、米国・深圳・日本・ドイツ・香港で展開している会社と書いてある。つまりTaoTronicsは中華品かも知れないがそれ以外かも知れない。もちろん中華どうのこうの言うのは遊びの意味でである。それに対するコダワリも感情も国民もない。良ければ何でもいい。中国で製造していない品など日本ではもはや無い。今日も元気に中国産野菜で生きている。

 

といったものである。外観は申し分ないだろう。金属感が露骨で、Amazonのレビューにもあるようにアームの角(または辺)で手を切りそうではある。

肝心の照度だが、先代のDBPOWER品を上、今回のTaoTronics品を下に貼ってこう:

どちらも、光が最も明るく照る設定。今回は、体感差を以って、新しく買ったものがヨリ明るいと言えることとなった。特に、

緑色線で囲っている部分など、今までのLED卓上灯ではほとんど照らせていなかったが、当TaoTronics品だと、ここまで照っている。

実際は広く室内を照らした光の範囲と明度を吟味しないといけないのだが、そこまで撮る訳にも行かないので、卓上のみとする。

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第45回・文系研究者の環境~旅行編~(松波烈)

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現代は自室に居ながらにして世界中の映像を見ることのできる時代であるものだが、旅行することそのものもしやすくなっていて、その著述もしやすくなっていて、その発信もしやすくなっていて、その上でなのかその出版もしやすくなっているようで、それ故なのかどうかは不明だが旅行記冒険記系の出版状況が元気なようである。近年のそういった著作を主に、印象深い旅行記系の本を紹介してみたい。(COVID-19以前に書いた文章です。)

初めに、そういった中で最も面白く読めるものをいきなり挙げてしまうが、宮城公博『外道クライマーがそれで、これ以上に面白かったものはない。

終わり。

という訳にも行かず続くのであるが、今挙げたもののような山系登山系だが、冬山モノや登頂モノといった本格(扱いなのだろう)系ほど面白くなく、そういったものでないものほど好ましいことになる。例えば吉田勝次、『洞窟ばか』も『素晴らしき洞窟探検の世界』も非常に読ませる名作だ。

今述べたように好き嫌いをハッキリさせるものであるからこそ言っておくが、自分は、沢木耕太郎も下川裕治も蔵前仁一も高野秀行も宮田珠己も角幡唯介も特に感心しないし、『何でも見てやろう』周辺のインテリ旅行記には一切感心しない。

また、↑ こういった大御所連ほど避けたいものでもないが、著者の思想中心の著述も避けなくもないところである。したがって服部文祥などは挙げないことになる(とはいえ、読まなくもない、大御所連と違って)。

さらに、一般的な旅行者なら呻吟する様々な状況や場面や行動などがどこ吹く風となるような、そういった日常的な遣り取りなどにかかずらってなどいられず自分(たち)には大目標があるのだという大義抱えた方々も、読んで得られるものが一切なく、相手にする気がない。つまり、明らかに難儀であり未知のことばかりである海外の旅という場面で移動も手続きも注文も取得も交渉も会話も最初から知っていたかのようにそつなくこなす世慣れ旅慣れのそういったご立派な連中などではなくて、素人臭あふれるというか、他愛のないことにまつわる苦労また苦労が描かれる、日常的な些事に一喜一憂という内容が、好ましいものになる。

例えば、有名どころだと『ガンジス河でバタフライ』など、非有名どころだと『世界中で危ない目に遭ってきました』など。ただしここまでごく普通の旅行を膨らませてもどうかというところではある。(そういった、特に何の変哲もない旅行を特別なもののように見せる文章の力が特に印象的な著作者としてゲッツ板谷が居るもので、国内旅行記東南アジア旅行記どれもかつて夢中で読み漁ったものだが、今考えると感心しない内容が少なくないし、その文章も、後述するさくら剛のようなもっと強烈な文章と体験談の前にかすんでしまう。それでも『タイ怪人紀行』・『出禁上等!』ぐらいは挙げておく。ゲッツ板谷本に似たところで『アジア「罰当たり」旅行』を思い出すが余り印象に残っていない。)また、後者に見られるバックパッカーにありがちな薬物系大麻系自慢や、前者に見られる現地で〇〇してもらいました自慢など、いかがなものかというものである。なお、どういった旅行記にもほぼ必ずあることだが、当地の人の宅に招かれるなり泊めてもらうなり、どこそこに送ってもらうなり案内してもらうなり、ひどい時には物品を恵まれるなり何らかの融通を効かせてもらうなり、その他何らかのお世話になる等々といった、一銭も払わずに相手にコストを持たせる「恩」話が書かれるものだが、考えてみればこれは、無銭飲食を自慢しているに等しいことであろう。その最も悪質なものが ヒッチハイクであろう。こういったことに関して無償の親切なり見返りを求めない好意なりの美談とされるものだが、けだし履き違えもいいところではなかろうか。

さて生活臭ということだと別に「旅」行記に限らずとも海外生活を読ませるものとして『老いて男はアジアをめざす』といった面白いものがあるが、そういった現地移住モノ現地生活モノの中で掛け値なしに最高の古典中の古典が、林美恵子『医者も結婚もやめて ジャングルへ行く!』だ。「体当たり」な海外挑戦モノとしてはこれ以上のものは想像が付かない。発表後四半世紀近くも経った今では知名度ゼロにも等しい作品となっているが、読んで得るものは一等充実している。

女性が著者と言えば峠恵子『冒険歌手 珍・世界最悪の旅 』など名著の中の名著である。表紙や著者本職から受ける印象と違ってイロモノな内容では全くなく、本格的な冒険記モノである。いや、そういった本の中で並外れて筆致が堅実で精緻なほうでもある。それでいて、航行に伴う苦労話が何とも面白くて仕方なく、読ませるも読ませる。しかも航行編が往復の移動にすぎず、本目的の島探検が輪をかけて密度の高い内容になっている。類書同サイズ本ではボリュームが推定最高密度であろう。冒険の内容自体も、このご時世によくぞこんな冒険を…という内容になっている。

林氏のように冒険時期自体が大分昔となると、田中真知『たまたまザイール、またコンゴ』も逸品である。過酷な川下り自体も読ませるが、「オナトラ船」の描写に目まいがすることばかりが記憶に残る。是非ともそこに行きたくないがしかし是非ともそこを知りたくて見たくてたまらないというそういった現地を克明に伝えてくれるもの、これこそ旅行記の最たる醍醐味である。

また、昔日と言えば、『青春を山に賭けて』が挙がる。植村直己はほぼ全部読んでいるが、本書の感銘がやはり別格である。一体何十万人の人を感動させ、何万人の人を奮い立たせ、何千人の人を海外と山岳へ送ったのだろうか。今読んでも何ら色褪せない内容だが、今これと同等の旅行と冒険をしなければならない事情はもはやどこにも無い。植村氏のような規格外の人物など登場しようがない。そういった人物であり、この人にしか出来ないと思わせる事が書かれるばかりだというのに、一流やプロや大物といった臭気を一切まったく発していない。並外れた人物の並外れた行動が書かれているはずなのに、親しみを感じさせる、そういった筆致である。

さてそこで思い出すのがもちろん野口健、特に『落ちこぼれてエベレスト』だ。野口氏が植村氏に捧げるリスペクトには目頭熱いものがある。自分は植村さんの「弟子」なんですからと言ってのけた野口氏、この人も実に泥臭く、不器用と言えばいいのであろうタイプだ。いくつもの失敗談やずさん談によって、抜群の読み応えである。

そして、戦後最大の冒険家さくら剛氏である。アフリカ編中国編東南アジア編インド編、無類の名著であり、サイトのほうも是非併せて読みたいものだ。この人が旅行というものと日本語の文章というものに拓いたパイニオア的偉業は、人類が泳遠に記臆するだろう。この人は、トイレ事情書かなければならないことを書いた。例えば、イスラエルとパレスチナ自治区での滞在(そこでもトイレ事情)。例えば、ジャングル単独行。例えば、自分から進んで土産屋に連れて行かれ、占い師と対決する場面。いずれにせよトイレ事情 それらを綴る、革命的な文体。およそ現在時点で若者でいるというすべての旅行予定者が必読必携のさくら剛旅行記シリーズである。

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第44回・文系研究者の環境~洗濯機編~(松波烈)

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いつも通り前置きの挨拶から始めますが、

1年以上も空いてようやく出たHKT48のシングル「3-2」、これは凄い。戦慄を禁じえず感涙収まらない。一言で言うと、捨て曲なし。なしもなしすぎる、1曲1曲がHKT歴代曲トップと言いたいような出来ばえになっている。表題曲は言うまでもなく、とにかくどの曲も異様にテンションが高いんです。《うんまあこれはな…》と思わせるところがまったく無い。劇場盤収録の目立たないはずの青春の出口がもうとんでもなくイイ。サウンドが激良しなんである。ここでお腹いっぱいだ。ところがキスの花びらがもっとイイ(HKT美人連結集)。言葉もない。往年の神曲キスは待つしかないのでしょうか?が霞んでしまうぐらいのモノ。だというのに、おしゃべりジュークボックスがもっとさらにイイ。耳を疑う良さ、なんという神々々々曲だ…。何と言えばいいのか、HKTのよさや特色が極まりつくしたような1曲なのではないだろうか。(いわゆるレトロ調か何かなのだろう。しかしそういったことは考えないほうがいい。そのような雑念は捨てたほうがいいだろう。最近だと乃木坂のしあわせの保護色がそうだが系列グループの曲にはそういったものが多数ある(AKBのバレバレ節一歩目音頭のようなネタ的曲を措いたとしても)ものだが、畢竟余計な雑念であり余計な知識であろう。イイものがイイというに尽きる。)そして最上最高のHow about you ?。この曲調では後にも先にもこれ以上のものは無いだろう。もう評言するにそんな言い方しか出来ない。これ以上は考えられず何も考えられない、神曲を超えた神曲だ。聴いても聴いても聴いても聴いても飽きないし足りない。

HKTと言えば、桜、みんなで食べた大人列車といった、【アップテンポで明るい曲調、しかし地獄のように哀しい】曲が特に印象的だったものだが、今回はそういうものがあったわけではなかった。ただただ、音楽がイイものはイイのであるということがよく分かるシングルだ。

それにしてもなぜ今このようなモンスターが、超弩級の大傑作が出るのだろうか。思えば、今までのところ、今年の系列グループは、

・SKE48の「ソーユートコあるよね?」シングル(ストレートな純情が文句なしに最高で、10期生が感動的な渚のイメージも忘れ難い)、

・表題曲以外が今のところピンと来にくいSTU48「無謀な夢は覚めることがない」(ただ表題曲は言うまでもない歴史的大傑作)、

・SKE同様表題曲がもひとつな日向坂「ソンナコトナイヨ」(もちろん、青春の馬始めカップリング曲はどれも抜群)、

・全グループ中最愛のチーム8が奮ったジタバタ以外はどれだけがんばって聴いても印象に残りにくかったAKB「失恋、ありがとう」シングル(しかしもっと聴くとどう印象が変わるかは分からない)、

と、微妙にテンションが落ちているシングルたちだったもので、そこに来てこの「3-2」だったわけである。驚きという他ない。なお、今年の今のところはこういったシングルたちではあるが、乃木坂の3月のシングルだけは、表題曲はもちろん流石ながら、卒業ソロ曲が←この記事で書いたような空前怒涛の感動傑作、しかしそれさえも上回って怒濤に感動するのがアナスターシャだ。乃木坂2期生というのはどうしてこんなに…

 

そろそろ本記事ですが、

Amazonには中華品が溢れかえっている(もう「Made in China」は死語です)。国産品欧米品に絞って検索しないと中華しかヒットしないようにもなってしまっている。その中で「脱水機」と銘打っている商品を買った。

本商品とその類似商品のレビューに、洗濯機替わりに使えていると一言二言書いている文章が有って、それを頼りに買う人もいるだろうが、どうやってそうするのかを事細かに書いているところでもなく、画像入りで具体的に描写したページも見つからないので、そういう記事を作っておこうと思った。しかしそうはいかなかった。

今回の買い物以前にそもそもここ数年洗濯機は脱水しか用がなかった。

洗濯というと、かつて、20台前半などに、洗濯機を持っていなかった頃、風呂場で洗って手で絞っていたものだ(あるあるであろう)が、これが、手で絞ると、ものすごく傷む。こういうことをしていた当時にはそれがわかっていなかったのだが、後年に棚ぼたにより洗濯機をたまたま持つようになって、そこで脱水機能を使っていると、まずほとんど傷まないということが分かった。機械による遠心脱水と手で絞ることとの違いがようやく分かった。ただ、依然、洗濯機を持つようになっても、槽に水を溜めて洗剤を入れて手で水をかき回して洗っている。もちろんここでガシガシ擦るのは御法度。洗濯物の洗いなどというものはこれで済むことである。わざわざ洗い機能に起動してもらって、洗濯槽に数分間も回っていただいて、その間手をこまねいて待っているなどということなどしなくてよい。

だから、今使っている全自動洗濯機が全自動なのが余計も余計だった。6㎏用なのだがそれでも大きすぎる(厚手毛布でも洗えるのは便利だが)と言う程に毎日小まめに洗濯していた所、頻度が災いして寿命を縮めたのか、【上ぶた閉まっていない】エラー(U4)を出すようになり出した。上に述べたように洗い中も脱水機能稼動中(つまりすすぎに向けて排水中)であって上蓋は開けっ放しなのだから、すこぶる困ったエラーである。たしかに電源プラグを抜いて挿すと何故かエラーを出さなくはなってくれるのだが、数日間使っていると、何故かまた出るようになる。

こういったものである:

  

2003年製のSANYOのASW-A60V(W) (Compact 60)、古いのも心配なことだし、それに、元々、何年も前から、脱水が強力らしい手動式(ダイヤル式)に買い替えようとしてはいた。(それにしてもこのエラー以外は一切異常なくほぼ365日順調に稼動しているところから、和製白物家電というものは半世紀でも持つのではないのかとも思えてくる。)

ただ、「手動」あたりをキーワードにしているとAmazon中華品を始めとしてもっぱら2槽式がヒットする(「手動」ではない。なかなか間違いに気付いてない)。うっかりこれに騙されそうになる。これを買いかけてしまうのだが、要するに洗い機能が不要なのであって、2槽式でも余計なのである。 水が溜まりさえすればそれでいいだけだ。それを失念しながら、アマゾンで大人気のシービージャパン(CB JAPAN)の二層式(←「2槽式」と間違っているが、ググると「二層式」が定着していることが分かる。「終息」を「収束」と誤記するネットスラングが定着してしまっている現状を想わせる)もそこまで安くもないなと思ったりなどしながら(現時点2020/05/31/10:06で1,2880円、30日には1万3千円台だった)Amazon内を物色していると、やがて、中華勢の中に、脱水機能だけの製品が見つかる。これでいいのではないのか…。

モノはSUGGEST 家庭用 小型脱水機 3.0Kg/取り外せる脱水槽 脱水 すすぎ脱水、2020年5月30日購入時で8700円、この日の2時~4時に注文後、31日の14時~15時頃に届く。36時間以内の超特急。

まず、到着した時点が左、開けて右のような様子:

 

小さすぎはしないだろうか……。

あたかもオモチャである。バケツぐらいの大きさしかない。

目立った汚れも特になく美品ではある。Amazonレビューでバリ付きサービスが好評を博している背面を見ておこう:

まあこのようなものだろう。中華品。可もなく不可もなくむしろ不可でしかないオモチャといったところだろう。

さまざまな方向から:

このビニールが非常に取れにくい上に、なんと持ち手の部分が、このように:

ビニールごとネジ止めしているのである。ザッツ中華。

何故このような仕事をするのだろうか?本当に、これの製作工程が、本当の本当に、【ビニールを貼ってそのうえでネジ止めする】となっているのか?そのようにバイトたちに指示したのだろうか?それでラインを流しているのだろうか?おかしいと思わないのだろうか?一体何故それほどまでに《売れたらそれでいい》という方針でモノづくりするのだろうか。投げ売り以前に投げ作りではないか。

しかしここまでは中華品なら当然覚悟していてしかるべき範囲内のことである。外面上のことにすぎない。ところが、肝心の脱水という点でもうこれはダメであった。「3.0Kg」の容量とあるから、これの半分ぐらいの洗濯物は入るだろう脱水するだろうと見当をつけて買うわけである。それが、

といった有様である。この布は、ユートピア寝具コットンベッド ブランケット (グレー、フル/クイーン)、「発送重量: 2 Kg」。つまり布自体は1.何kg。それが、このように、まったく収まらない。一体この脱水機は何きr……いや何グラムの容量なのだろうか。こんなオモチャで脱水できる物などあるのだろうか。

脱水する時には、内容物たちにスペースが有ってそれぞれがびっしり内壁にへばりついているようになっていて、それで初めてまともな脱水である。上の布、詰め込めば収まるだけは収まる(それでもハミ出るのだが)のだが、無論 ギチギチもギチギチになる。ギチギチの槽がキュウキュウで回ってるような脱水は、脱水だと誰も思いたくないだろう。

この脱水機が余裕をもって脱水機らしく回れるのは、目算タオル2~3枚が関の山だ。例えば靴下なら、洗えるだろう。シャツもきびしそうである。靴下用洗濯機。

とはいえ、「脱水機」カテゴリーは どの品もこうなのかもしれない。例えばALUMIS 超高速脱水機 【パワフルスピンドライ】 脱水容量約6kg ホワイト APD-6.0、2020/05/31/20:01時点で1,8200円する所のそれなりのまともな品らしいが、大きさの分からない(というか隠している)商品写真でなくレビュアーの写真を見ると、これもどうもオモチャのようだ。さらに高いハイスマートジャパン 高速脱水機 ドライサイクロン HS-S60A(2020/05/31/20:03で2,0400円)の商品写真を見ると、やはりおもちゃサイズである。バケツと言えたらせいぜいいいところであり、ごみ箱ぐらいの大きさと言ってもいいようなものである。

どうも「脱水機」という名称の商品はどれもオモチャらしい。【洗濯機-洗い機能=理想的な機械】というわけではないらしい。

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第43回・文系研究者の環境~自作PC編⑤~(松波烈)

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本記事はこの記事からの承前ということになります。

 

仮に別売りバックプレートを買って取り付けに成功しても、おもしろくも何ともない。このような状況下では、いっそのこと、新しい物に手を出してみるべきだろう。よって、まだまだ使える新品同様のHyper H412Rを反故にして、他のCPUクーラーを買うことにする。

そこで、かのサイズ(SCYTHE)のクーラーでも買おうということにした。この会社はこの記事で書いたように電源付きケース(SFX250W電源搭載 マイクロATXスリムケース)で痛い思いをしたから前回にCPUクーラー買うときにも避けていたのだが、まあクーラーに関してはここまでの定評なら悪いものでもなかろうし、何よりも日本の会社から物買わないといけないから、ここの製品にする。何にするかとなると、人間はいついかなる場合でも今までと違うことをしないといけないわけだから、サイドフローでなくトップフロー、バックプレート式でなくプッシュピン式、ということで、超天(CHOTEN)(2020年5月23日購入時価3464円)。2000円台はHyper H412Rで体験したから、次3000円台、その台では「手裏剣」よりは若干安いほうの超天にしておいた。それに名前がいい。と言っても「白虎」も「虎徹」も「風魔」も「手裏剣」も、勿論いい。

あとここ何ヶ月もAmazonのプッシュがうるさい親和産業販売の熊グリスもポチっておく(2020年5月23日購入時価615円)。硬いグリスとはどのようなものか。清水貴裕氏がしているようにバーナーで炙ることになるのだろうか(←それにしてもクロック数7GHz超えて……)。と思っていたが、届いた当グリス

を塗ると、別にまったく硬くなくすいすい広がった。かんたんに塗れた。(塗り広げたところが左画像。)

検証結果:熊グリスは別に硬くない。普通に塗れる。

さて今上で画像を貼った超天の外箱だが、開梱すると、内容物は下画像の通りである。

AMDのマザーボードに取り付けるのに必要な金具が付いているが、これはもう捨てた。というのも、このクーラーも取り付けがなんとも大変で、もう懲りたからであり、今後他に流用することも無いからである。プッシュピンはワンタッチで手軽というものではない。

今回は、あのサイズのクーラーというのを買って気が済んだ、ということである。

リテールの時にもよく理解してなかったような気がするが、プッシュピンというのは黒いものが白いもの貫通していない状態にしてからマザボの穴を通すのだが、そういったこともちゃんと理解しておらず、とにかく四苦八苦した。プッシュピン式CPUクーラーに関してはこのページが詳しく説明してくれている。非常に明快でたいへん有り難いページである。上掲画像に写っている説明書を読んでも判ることなどほとんどない。

それではブツ撮り。

   

取り付けるとこう:

それほど周囲を圧迫するほど大きすぎるものでもない。メモリにもM.2にも当たらない。それに、この製品にしても、マザーボードをケースから取り外さなくても、全然問題なく取り付けることができる。結局プッシュピンとの闘いなのであって、ケースからマザボ出したところでその点には変わりはない。

物品と比べるとこのような大きである:

稼働時の様子:

LEDが付いておらず、ケースファンのほうが目立ってしまっている。ファン速度はUEFIで「パフォーマンス」にしているが、「Cooler Master Hyper H412R」と特に違いは感じられない静かさである。

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室
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第42回・文系研究者の環境~最高級キーボードの世界~(松波烈)

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SKE48 47都道府県全国ツアー~機は熟した。全国へ行こう!~」の新潟公演(2018年2月10日、新潟テルサ)は神曲揃いの神公演だ。1億字ぐらい言うことがあるが、自分の思い入れで言うと、超々々神曲奇跡は間に合わないの市野成美など本当に印象的でドストライクだが、その他にも各曲について色々言いたいがそれを措いて、自分にはセットリスト17番の焦燥がこの僕をだめにするが一番の注目ステージだ。この曲、曲がどれだけ極上激上にイイかはもう一言も言うまでもないことだが、そして(どのグループのどんな楽曲でもそうだが)曲が良すぎたらそれ相当のパフォーマンスでないと映像にそんなに感銘もしない(逆に、(近年で言うと)、NO WAY MANやラストアイドルの青春トレインや欅坂の不協和音などでは曲がどれだけよくてもそれを上回ってパフォーマンスがとんでもなく勝ちすぎていると言えるだろう、二人セゾンなんて欅の例外曲だった)のだが、それでもともかく一体どんなパフォーマンスなのか観たいものではあって、それにはMVが不出来だからなおさらライブが観れんものかと思うものなのだが、そんな渇を癒すのがこの新潟公演でのステージだ。曲調にぴったり合ったザ・セピア色、文字通り焦げたような色合いの退廃の薄明の壇上、熱く悩ましいダンス(チームKIIの迫力)、まさに懊悩、サビまでの1人1フレーズが最高も最高、最後の1フレーズに満を持したごとく古畑奈和!!!、出演者のチームKIIの8人全員みんな完璧な表情にパフォーマンス、中でも自分は日高優月と北野瑠華が特に…

 

…… さて本題ですが…

東プレ
REALFORCE

を買ってしまった記事です。モノはR2S-JPV-IV-SHK殿下、購入価2万4264円。キーボードが約2.5万円。呆れてものも言えないだろう。(それでも、この時にはまだ安かった。やたらと価格がこまごま変動しており、本当に2万5000円台だった日時もある。)

これが最高クラスのキーボードである。それは、「静電容量無接点方式」で「変荷重」で「昇華印刷」という、見たことのない言葉が散りばむ世界だ。

まずAmazon段ボールを開梱すると、このような高級品が出現する(もちろんダイヤが埋め込んであります):

見た目が《業務用》で愛想ナシとして有名、しかし、似た見た目の日本中世界中の事務所事務室(とか)に置いているぶにゅんぶにゅんとはまったく違う世界に属する住人である(と言うか、キーボードぐらい多少はカネかけましょう。〇〇きゅっぱでイイ文章が書けるんですか?)。

モノはこのようである:

 

キーボードというのは(特にWindows上なら)例えばこのように:

ソフトを使って自由にキー配列を変えることができるから、邪魔なキーとは実は無いのだが、Fnキーだけは別で心底邪魔(+Fnでする操作のどれも不要なものばかりだし、必要な操作キーは今述べたようにソフトいくらでも生成できる)なのだが、この第2世代REALFORCEには付いている。ただ、ブラウザを小まめに閉じるものだからFn + F1などは重宝するところはある。しかも、押せばEdgeという邪魔でしかないものを出してしまうF1キーをこの「KeySwap」で抹殺している(便利なF2にしている)のに、それなのに、Fnと押した時だけF1扱いなのである!ちゃんとFirefox開いてくれるのである!助かる!いや、多分違うのだろう。Fn + F2(「メールソフト」開く)を押しても開くからだ。つまり「メールソフト」を開く動作がブラウザを開いてしまうのだろう。だから、いいのである。メールソフトなど一生何の用もなく開くこともなく見ることもない。間違ってブラウザ開いてくれるならそれはただただ好都合なわけだからだ。

(という話も違うのかも知れない。というのは、Fnキー + Insertが(Num Lockなどの)LED色変更だが、自分はInsertはTabキーにしているというのに、この組み合わせを押すと、ちゃんと色変更がされるのである。ということは、+ Fnキー押下時には、キー配列変換ソフトの制御が効かなくなる、BIOSデフォルトのキーに戻るのかもしれない。それでは、ではなぜメールソフトが立ち上がらないのか?覚えていないのだが嘗てあまりに目障りで何とか出てこないように抹殺したのかもしれない、IEに対してやるように。しかしそれで上述のようにブラウザ開かれるのもおかしな話だが。)

先代キーボードMajestouch (FKBN108MLNFB2SHK) とツーショット:

打ち心地はどうかと言うと、無量大数の証言があるのだから今さら自分が言うことなどないだろう。とにかくとして、FILCO Majestouchの黒軸(FKBN108ML/NFB2SHK)をここまで使ってきた身としては、キーが軽くなりすぎたというのが感じることだが、個人的感覚にすぎる。というかまあ言わば魔法のような押し心地ということになる。押さないでください!また、Majestouchでうんざりしていたタイプミスも別に減ることもなく増えることもなかった。ブラインドではないが元々打つのが下手なだけだろう。そもそもメンブレンだと打つのが苦手なのかも知れない。或いは、大好きなパンタグラフだと打ち間違いをあまり意識していないだけかも、都合よく記憶しているだけかも知れない。不満とか不便などそんなものかも。

あとこれを是非言っておきたいが、(ブラインドはいちおうするのだが、)PC画面、モニターを見ながらすると起きるミスタッチも、モニターを見ないで別のところを向いて打ったり、顔をあさっての方向に向けて打ったりすると、なぜか大幅に減る。キーボードもモニターも何も見ないで、意識をそこに行かないようにして手だけで打つと、著しく打ち間違わなくなる。一度やってみて欲しい。これは上述Majestouchの時の発見だ。これは必竟、本当は指がキー配列を記憶していることは完全に記憶しているのだろう。よそ見をしながら手指だけでキーボード上をまさぐっていると、本当に、今どのキーの上に指腹が居るのかを明瞭に感じてしまう(逆に、あらぬ位置にあったり・押し間違いしてしまいそうだったり・押せてなかったりしても、如実にハッキリと感じる)。やはり、身体知だか何かだが、作業というものは体にやらすようにしたほうがいいようだ。意識してしまったりはもちろん見てウォッチしてしまったりしてもパフォーマンスは低下するということのようだ。逆に、見ないで・見て意識に伝達させないで何か動作をすると、非常にうまくいく。このような、無意識化された動作的だかなにかそういった境地的なものなど、日常で実証実体験する場などそうないものだが、キーボード上という極めて日常的な機会に於いて、実に数秒に何十回も体験できるのである。一度やってみよう。

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第41回・文系研究者の環境~デバイス編⑩~(松波烈)

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「M.T.に捧ぐ」公演の傑作ウィンクの銃弾チーム8のパフォーマンスで観れる(というか撮ってアップしてくださる有志の方がいらっしゃる)という時代、居ながらにしてここまで鑑賞できる時代、イイことしかない有史上最高の時代、便利しかない最高の国家に暮らしているものである。なお、名曲ずくしのAKBの公演のなかでも同公演は特に神曲揃いで、Prime time夢でKiss me !She’s goneなどの怒涛の名曲、門前仲町ダンスに腰を抜かす驚嘆、リスケで恍惚陶然、大々神曲今夜、グロリアは誰に抱かれる?でタマゲて、超弩級神曲の探してあげるで人事不省、いやはや、この公演の時こそグループの「全盛期」なのではないのかと思えてくるような、そんな神公演である。

 

… 本題ですが、

前回の続き、実はエレコムのECM-G02URBKの購入記事です。

さて、Razer Basilisk V2をSynapse不具合のせいで返品、結局、前述エレコムの買い直し。5月4日注文で4234円(ただしキャッシュレス5%還元が有ったしポイント101点ぐらいも使って支払価は4022円)。RazerもそうだがLOGIにせよROCCATにせよどの品も常にこっちが米Amazonより高いから、舶来ものには嫌気が差してきた。

ECM-G02URBK、8日にやってようやく到着。日数かかりすぎ。

商品とは開封の時が楽しいとか、届くまで待っている間が楽しいとか、注文確定するまで迷っている間が楽しいとか言うが、果たして本当かどうか。流言を信じ込んで感覚まで歪みたくないものである。商品は、言うまでもなく、使っている間が一番楽しい。

側面のブツ撮り。LED点灯するとこう:

どうにも軽すぎるのだが、マウスは重いほうがいいので、重しが付属していて助かる。と言うか、製品の内部部品で重くなるのはいいが、重しで重くのも考えものだ。中身スカスカなのか。(実際ハイエンド品、例えばGoogle Pixel 4など重量があるが、いかにも内部部品充実というのが伝わる。重いほうがありがたいし。マウスなら、重いほうがケーブルに動きを左右されにくい。)

PCにつなぎ、エレコム ECM-G02URBK用ドライバユーティリティをDLしてインストールする。インストール完了とアイコンとドライバーの画像。

SYNAPSEと違って不具合まったくなくカスタマイズできる。安堵。

ダブルクリックが無くて「マクロ」から作らないかんとことか、左クリックの割り当てを変えれない(遠くて中指しんどいのだが)ところとか、ヒドい欠陥もあるにはあるが、まあ満足のいくというところだろう。

DPIもこれだけ値があると助かる。この世の中では遅いことのいかなるものも悪である。

今までに使ってきたマウスはどれもポインターが遅く、レジストリを変更したらOS破損したこともあった。M618 Plusでも公称4000DPIと遅く、今6000台でようやく満足している。なおモニターはここに記したサイズ

それにしても、ゲーム一切しないのにゲーミング品、このちぐはぐさ、この無駄さ、この意味のなさ、これがもう実にいい。自分に必要もないものをこそ持とうとする、こういう経済活動の贅沢、これこそが現代文明社会に暮らしている最大の意義の1つだ。無駄なことをしたらいい。無駄なものを買ったらいい。それがガジェット娯楽。高度文明社会のメーカーが提供するものを存分におもしろがったらいいのである。そんなとこでケチってても仕方ない。

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第40回・文系研究者の環境~デバイス編⑨~(松波烈)

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第25枚シングル「しあわせの保護色」収録のじゃあね。にはブッ飛んだ。なんという神曲なんという神歌唱だ……。卒業のソロ曲はこれまでのどの曲もいまいち(ソロでない卒業曲なら神曲ばかりだしその卒業生には何の言うこともないのだが)だった中で太田夢莉卒業曲Acting toughが例外中の例外だった(そして今でも一番最高)ものだが、今回ここ卒業超々神ソロ曲コーナーにじゃあね。が加わったということになる。しかも歌ってる人本人が作った歌詞だ。白石麻衣自身の言葉で歌ってるのかと思うとそれはもう効きに効く。それにしても坂道ではメンバー作詞は初というが、そういうのだと、かつてNot yet北原里英作詞guilty loveという神曲にも程がある神曲があった(「収録発売」は板野友美作詞lose-loseが先ともwikipediaに書いてある)もので、後にはフレンチ・キスの人たちやDIVAの人たちや(歌唱が特に好みの)河西智美等の作詞などが有ってもっと後には山本彩作詞作(!!!)JOKERなんていう稀代の神曲(この人は大体の持ち曲を作詞作(!!)しているが…)があったりしたものだが、それは思い出しただけのことで、とにかくじゃあね。は乃木坂ソロ最大の快挙(の1つ)である。まちがいなくオフショアガールに並ぶ。

 

… 本題ですが、

マウスはここで述べたように今まで1年足らずSHEYIのM618 Plusを使っていて調子よかったのだが、ただ、このマウスは背たけが高すぎて、キーボードに手を持って行くときに手が当たる、邪魔だったのである。この通り手のひらより高い。これをジャンプしないといけない。

マウス・キーボード間を忙しく往復する上に、ましてテンキーを超頻用する以上、邪魔で邪魔で仕方がない。往復のたびによっこいしょと高層マウスを飛び越さないいかんという労。

そうして、キーボード⇔マウス往来のたびにいちいちワンテンポ ツーテンポ余計なことをさせられる。これが普通のぺっちゃんこマウスなら、ただ手を移動させるだけでいいことになる。

ふつうの平べったいマウスにしないといけなくなっていた。

ではエルゴノミクスを今後使わないのかと言うと、そう、使わない。それは、そんなん必要ないからだ。

1. もともと「腱鞘炎」でも何でもなかったからエルゴノミクスにする必要などなんもなかったのだが、

2. それ以前に、エルゴノミクスマウスはよく考えたら話がおかしい。これは手をタテにして手首を回内しないようにして(=掌を横に向けて下に向けない)それが手首に優しいという触れ込みのモノなのだが、しかしだ、キーボード上に持ってくと手首は結局回内するではないか!!エルゴノミクスの言い分による普通のマウスだと好ましくないという手首状態、これな、考えたらな、キーボードに手が移ったらすぐたちまちこれになるのである。むしろ、エルゴノミクスマウスにしていると、回外・回内をクルックルクルックルしないといけなくなる、それもタッパに邪魔されながら!!

3. しかも、この製品以外はどうなのか知らないが、手首を立てさせてくれるエルゴノミクス!なはずのに、そんなに手首立たない…。上画像に見る程度に立つのだが、これ 大して立っていない。握手に差し出す手ぐらいには回外したいのだが、このマウスだと、むしろ掌がまだまだぜんぜん下向いてるような感触だ。

という不満が有って、エルゴノミクスに見切りを付けることになった。

さてでは何を買うかということでアマゾンサーフィンだが、Amazonで買う時の常、(体感)5時間ぐらいは探し続けた。多ボタンものを極めてやろうしているので普通のボタン数は却下(8ボタンなんか少なすぎ)、しかしLOGICOOLのG600などは多すぎて付いていけない(と言っても使ってたら最高になりそうだが)、ドイツのROCCATなんかも見ていてROC-11-901-ASなんかいいのだろうが何となく却下、もういい加減Amazon上の中華廉価品をウレシがっててはいかんから却下と思いつつもYOGOGO 5500など気になって仕方ない、結局(日本の会社を応援しないといけないから)エレコムのECM-G02URBKを一旦買ったが、4000円台だし記事にするにはどうにもインパクトが弱くキャンセル、ということで最終的に、インパクト最大だろう「あのレイザー」!!!!の品にした。Razer Basilisk V2、2020/05/01注文で購入価¥9980。Razer品も幾つもあるが、ガジェットが特にそうだが買い物するときにはなるべく近年出たものなるべく最新ものを買おうとしてしまうので、2020年に出ている点が好ましい。他にBasilisk V2にした理由として、比較価格がある。レイザーもLogicool(=Logitech)と同様米国Amazonでのほうが安く、それを知って買うと悔しい(←ここ大事。買い物は理不尽と雑念によってする)から、米国Amazonと比較に比較を重ねて選ぶのだが、ポチった時点では米国AmazonではBasilisk V2は86.99ドル、このポチった時点瞬間での為替で9319.54円ぐらい(2020/05/01の10:50頃)、660.46‬円ぐらいしか損してないから、まあいいやと思えるのだった。これ以外のRazerマウスはどれも米Amaより数千円高い。Logicoolも大体そう。アマゾン上であっ結構手が出るええ値段やん!と思ったモノは、米Amazonで大体それより数千円安い。これは悔しい。

こうして、「1万円のマウス」という強インパクトの記事を下書きして用意万端、ついに届いた

のだが、物体としては一切まったく不備がなく、確かに、使い心地は1つ1つ何がどうとは言えない全部が全部もう最高極上のもので、掴み・重さ・滑り・ホイール等々 他は一切考えられないという完璧のものではある。何というか、握った感触が別世界なのである。そして見た目がまた超ウルトラC。クールと言えば菅原茉椰、はたまた小坂菜緒、いやはや沖侑果。ところが、高額なのだから勿論専用ソフトでカスタマイズして当然なのだが、これが出来ないのである…。まずマウスをPCにUSB接続するとすぐに自動でSynapse 3のインストーラーが起動(!)して、「CHROMA」だの「マクロ」だののチェックを外して「RAZER SYNAPSE」だけをインストール。これがマズかったとは考えられない。というのは、「パフォーマンス」や「ライティング」などはちゃんと効くから、LED照度変更やDPI変更は出来る(ただ、挙動がおかしいソフトではあり、DPI変更が最初しばらく反映されなかった)からだ。ところが「カスタマイズ」でボタン割り当てを変更すると、一度は反映されてボタン割当がたしかに変わったのに、その後は「Hypershift」が解除されるよう(ソフト開くと解除されてたりされてなかったり)で、意地でもボタン割り当てが効かなくなった。以上の症状、どうだろうか。インストール法やソフトやOSやの不具合とは言えないだろう。それなら最初から割り当てが変えれないことになる。いや、一旦は効いていたのである;これがいかにも怪しい。そして他の変更はすべて即反映される。その後、「Synapse 2」をインストするがこれは起動もせず、「3」はイジりたおしインストし直しもして、Synapseをゲスト利用しないでアカウント作ったり(明らかにカンケーない)、… ぜんぶ、なんの効果もなし。「カスタマイズ」だけが、何をしても効かない。高額なのにボタン配置がふっつーで頑として変わらない、これは、不良品である。物体は何も悪くないのだが、Synapse不具合のせいで、返品。

↑ 長々書いているようだが、Synapseの不具合に関するこのページなど 比較にならんぐらい長い。

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室