京都大学大学院ドイツ文芸表象論奥田研究室最新情報

京都大学ドイツ文芸表象論(奥田)研究室
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第39回・文系研究者の環境~番外編③~(松波烈)

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Alle Gewöhnungen (z.B. an eine bestimmte Speise, wie Kaffe, oder eine bestimmte Zeiteintheilung) haben auf die Dauer das Ergebniß, Menschen bestimmter Art zu züchten. Also blicke um dich! Prüfe das Kleinste! Wohin will es? Gehört es zu deiner Art, zu deinem Ziele?

 

自分がどんな物体や環境に適応してしまっているか、自分の生活習慣がどのようなものであるか、これが、自分がどういう人間かということを決定していってしまう。目標や理想などの観念的言葉遊戯の前に、身の回りの物品という些細で他愛ないものをこそまず見直して、何とかせよ。それらを見直して自分を知り、自分を知ってそれらをよく見直すように。

(Nietzsche, 1881,11[212])

 

生活に密接なものは費用を惜しまずに快適なものにする。文系研究者の一日の大半はデスク前に座っているものであるから、申し訳程度の背もたれがついただけのパイプイスまがいの安椅子などという1人拷問は是非やめておこう。高級でなくても非常に快適なオフィスチェアがAmazonで山ほど売ってて気軽に買えるという時代である。

といった観点からマウスとキーボードの話をしていた記事でもリンク貼った小マシなゲーミングチェアに座っていたのだが、粗悪な中華品だというのに、2015/09/07日購入後昨日まで実に4年半座り続けていたところ破損欠損皆無だった。ただ初期不良はさすがのものだったもので、肘置き部品取り付けのネジのネジ穴が何個も足りていなかったもので、他に、後で見るが底面が製造途中のように汚い状態だったし、まあ全体に傾いていた。4年半傾いていた。

それでも、その時まで人生でそれしか知らなかったところの拷問安物椅子に比べて最高に快適で、(後でも見るが)中華ゲーミングチェアならではの背面全倒しのミニベッド化は最高だった。組み立ては最悪だった。

今回のチェア(GTRACINGのGT000 (GT000-BLUE)・購入価1,6900円)も大変だった。3万近いので組み立ても単純なものにしておいてもよかった。元々それぐらいは出すつもりだったのだが、レビューの文言から最終的にこれにしてしまった。しかしレビューを読んでいると購入決定までに5~6~7~8時間とかザラにかかるものだが、本当は付き合う価値のそんなにないものである。どうしても、クレームを付けているレビューにつられてしまうものだが、これ、理が有るものはまず滅多になく、不良だったとかすぐ壊れたとか商品違いだとかは個人的体験にすぎないし、クレームの前に自分が無知なだけの者もいくらでも居て、例えばSDカードが公称速度出ないという難癖レビューがどうやらUSB2.0に接続してるだけだったりするというように、ヒドいものである。さらに、ネガキャンレビュー(もサクラレビュー)も幾らでもある。

さてその大変な組み立てだが、まず、引きずるしかない重たい段ボール箱が佐川で届き、さてもさても開梱。

梱包はどれもしっかりしたもので、部材のどれも変に汚れていたりしておらず、不良らしいものは一切見当たらなかった。もちろん国産品よりは梱包も貧乏たらしくてお粗末だろうが、それで文句レビュー書くようなことではない。梱包などはどうでもよいものである。モノさえ問題なければ、パッケージなどというものに要求するのは愚でしかない。正十二面体ケースでCPU売らなくていい。

緩衝材を取り払った部材。

中華品としては十二分に美品。

組み立て説明書は何の期待もしていなかったのだが、日本語である上にしっかりした内容の参考になるモノだった。

記載内容の通りに組み立てていけばよい。これが無かったら自分には組み立てられない。

さて組み立て始まってすぐが最大の難所、座面と背面をくっつける工程である。

とにかくネジを穴に合わせるのが難しすぎて汗が吹き出るものでどうやって合わせれたのだっだのかも説明できない。

背面と座面を接合する部分のネジ穴は、いかにも中華品らしい汚らしいもの(右画像)だが、先代チェアと違って問題なくネジが締められた。

この穴に、見えている金具の見えている穴を合わせた上でネジを刺す。

その後ネジを力の限り締めてもなお不安定としか思えないのだが、先代チェア同様、これでしっかり安定してしまうのである。多分何年も持ってしまう。とにかく、難儀する作業というだけのことであって、ネジや穴の不備や不良は実にまったく無かった。驚くべきことだ。

こうして背面に取り付けた座面の底面に肘置き×2と高さ調節レバーの計3部品を取り付ける。その途中が次のようなものである。

左が先代チェアの底面、伝わりにくいが、製造途中かと言わんばかりに作りが汚い。

確かにこういうものがあるせいで、中華品に嫌気が差す。中華品に偏見を表す者がたくさん居るが、気持ちが分からないものでもない。

自分にしても、すべてが綺麗な国産品や米国品(と韓国品と台湾品)だけを買っていたい。

右に写ってるのが今回のチェア。残りの2部品を取り付けるネジ穴が見えいてる。

3部品を取り付けると右画像のようになる:

どのネジも、もう締まらなくなるという限界まで体重乗せて締めているが、特にナメることもないし空回りしてしまうこともない。本当はインパクトドライバーでガリガリ言うまで締めるのがベストなのだが。

なお完成して座ってからわかったが肘置きは位置が先代よりも低くてその分不快だった<後記:1時間で慣れた>。ただ、商品画像では分からないが、肘当たる部分が硬いクッションになってくれており剥き出しプラッチックではないから、肘置いてて痛くなってくる心配が無い。ちょっとした所で微妙に高品質。

背面と座面の取り付け以外には困難な箇所は無い。開梱前から組み立て上がりまでに2時間ぐらいかかっている体感だが、もっかいやるとすると20分ぐらいで終わるだろう。そのぐらい簡単。

背中か腰に当てるクッションを留める紐だが、座面と背面の隙間に押し込むとすんなり入っていく。

左下が押し込んだところ。右が紐を留めたところ。

本当は(合成)革張りの社長椅子的なモノを一度所有してみたかったのだが、しかしそういったチェアは、簡易ベッドにもなる背面べっちゃり倒し機能が付いてない。

背面を倒しきるというのはこのようなもの:

これがゲーミングチェアならではのもの。ゲーミングチェアでもなぜか高額品だとこれが出来ないものがあるから、安中華ゲーミングチェアならではのものと言ったほうがいいだろう。

〇〇ルームや会議室や研究室によくあるような、一般によく見られるような国産のがっしり高級チェア、誰もが思いつくそういった重役チェアとゲーミングチェアの逸品は一線を画する。

これは、これを使ったことがないと不要としか思えず自分もそうだったのだが、これに凭れてみると、それはそれはもう、脳みそ液化するほど極快適である。極魔界村、怒首領蜂最大往生、私はツインビー世代。これに靠れると何と仮眠できてしまうのである、ほぼベッドとして。一度この機能を知ると、これが出来ないイスが買えなくなる。

ただし、ここまで倒してもたれると、肘の置き場がなくなり、腕がすっごく邪魔になる。腹の上で指を組んでも、腕の重みに引っ張られて、結局邪魔。また、組み立てが拙かったのか、背面がわずかにイガンでいる。この寝椅子状態で寝ると、上体の左半身が僅かに沈んでしまう。これが非常に不快。いいことばかりでもない。(ただ背面の歪みに関しては、上に書いた背中や腰に当てるクッションをあれこれ動かすと、多少マシになる。自分だと背面左舷に傾くので、クッションを左に寄せている。すると、そこそこ完全に真っ直ぐになる。)

とここまで倒さないにしても軽く倒してもたれても快適だし、座ってるだけでも快適であるから、文系研究者ならば、数千円の苦痛の安椅子を捨ててこういうのを買おう。

(他にこのチェアの特徴として、先代と比較してだが、①金属部材がかなり少なくキャスターの滑りがいいため、非常に軽い。床の上をすいすい移動してくれる。②ゆりかご機能(ロッキングoff状態)が硬すぎる。背面を起こしているとonとoffの違いがない。どっかりもたれた時にぎっしり揺れてくれるのがとても休息になるものなのだが、背面を起こしているとこれが全くない。ただ背面を倒せば倒すほどゆらゆらしてくれて、倒し切ると、ゆらゆらしすぎて180°以上まで倒せてしまう。③これは知ったうえで購入したところだが、座面が低め。最下におろすと座面底部⇔床が42~43cmという寸法。下記のようにクッション敷くと高目にはなってしまうが、それでも低さが助かってはいる。④キャスターが座面の中央でなく後部に接続するから、座っていて足の踵にキャスターが当たるという不愉快な邪魔が無くなる。)

そして快適を追求しよう。椅子には座布団、そんな 大正時代のカビ生えた話もいいが、チェアに敷く高反発低反発の座布団もといマットがAmazonで2000円台3000円台で目白押しである。

例えばこの程度の安物でも十分に快適さがプラスアルファされる。

ただこのマットは先代(底面クッションヘタれ済)に敷いてこそ至極快適だったが、今買ったばっかのチェアに敷くと、硬さばかりが伝わる。しかも足が下に付かなくなる。

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